債券投資

債券を簡単に説明すると、多くの人からお金を集める際に発行される借用証書のようなもの ということができます。
債券とは、国や地方公共団体、金融機関、事業会社などが、多くの人から多額のお金を集めたいときに、借りたお金の返済や利息の支払いなどを約束にするために発行する証券のことです。

債券が発行されるときには、下記のような条件が決められます。


借入金の額(発行額)
借入れの期日(発行日)
利息を除く借入金の返済期日(満期日))
お金を借りている期間 年限(期限)
支払う利息の率(利率)
利息を支払う期日(利払日)
利息を除く借入金の返済額(償還金額)


上記の条件で、債券を購入した人は、償還日までにいくらの利息がもらえ、償還金額がいくらなのかがわかるようになっています。


債券には、満期日まで、継続的に同じ金額の利息が支払われる固定利付債(確定利付債)といわれる債券と、利息の金額が変動する変動利付債といわれる債券とがあります。


固定利付債(確定利付債)
満期日まで、あらかじめ決められた固定の利息が、利払日に支払われる仕組みの債券を固定利付債(確定利付債)といいます。
固定利付債は、債券の発行の際に決められた利率が、満期日まで変わりません。
ほとんどの債券は、固定利付債となっています。


変動利付債
債券の利息の額が、利払日ごとに、その時々の市場金利等の状況に応じて変動する仕組みの債券を変動利付債といいます。
変動利付債の利率は、利率を決める際の市場金利に基づいて決められます。
日本では、期間10年の個人向け国債などが変動利付債です。
この期間10年の個人向け国債の利率は、半年ごとに見直され、直前に発行された10年満期の長期利付国債の利回りを基に決められます。